こんにちは。雨宮です。

今日は「トラウマ」について
お話したいと思います。

「トラウマ」

いまや誰もが日常的に
見聞きする言葉になりましたね。

今この記事を読んでくださっている
あなたも、この言葉で検索して
ここに辿りつかれたかもしれません。

今日はまず

「トラウマとは何を指すのか」

についてお伝えしていきます。

「トラウマ(心的外傷)体験」とは何か

「トラウマ体験」とは一言でいえば

「命にかかわるような重大な体験」

のことです。

この体験にもいろいろな種類がありますね。

大きな規模で言えば国家間の戦争や
地域、宗教間の紛争。

また自然災害も、広範囲で大人数に
影響を及ぼす重大な出来事です。

航空事故や交通事故なども
生命の危機を感じるような体験ですね。

厳密な意味では、
「トラウマ体験」とはこうした

「危うく死ぬところだった」

という出来事を自分自身が体験すること、

また他者が体験しているのを目撃して
大きなショックを受けることを指します。

とはいえ、
私たちが普段この言葉を使う時は、
もっと日常的な時間の中で体験した
ショッキングな出来事を指すことが
ほとんどだと思います。

たとえば児童虐待や性的暴行、
その他の犯罪被害。

また最近ではマスメディアでも
よく取り上げられる

いじめ
DV(ドメスティック・バイオレンス)
パワハラ(パワーハラスメント)、
モラハラ(モラルハラスメント)など。

これらも人の生活やその後の人生に
大きな影響を与える重大な体験です。

たとえ生命の危険は感じていなくても、
強い恐怖や不安、緊張を味わうこと、

またこれらの体験から自死を選んだ方が
大勢いらっしゃることも考えると、

精神医学的な定義はどうあれ、
紛れもなくトラウマ体験と言えると思います。

そう考えると、私たちが生きる世界では
テレビをつければ毎日のように、
多くのトラウマ的な出来事のニュースが
流れてきているのです。

トラウマを生む 「家族」という環境

さらに、一見してハッキリとは
分かりづらいトラウマ体験もあります。

それは「家族(慢性的)トラウマ」。

これは幼い頃に家族、
主に両親や祖父母など保護者との間で
どのような体験をしたか。

そしてその結果、自分のことを
どんな存在だと信じるようになったか
ということと関係しています。

たとえ「幼児虐待」と呼ぶような
内容ではなかったとしても、

人によっては家族の中で過酷な体験をし、
大人になっても心の傷がしこりのように
残ってしまうことがあるのですね。

こうした体験は、家族(保護者)が
幼い子どもに必要な愛情や養育を
ふさわしい形で与えることができない時に
生じます。

親が伴侶や義理家族との関係で悩んでいたり、
自分や仕事のことで手一杯だったりすると、
子どもが必要としている注目やサポートを
与えることができないことがあります。

また親自身が傷つくことが多かった
淋しい幼少期を過ごしていた場合には、

子どもに対して感じている愛情を
どうやったら上手に伝えられるのか、
その表現方法が分からないこともあります。

こうした場合でも大抵は、
親は子どもをとても深く愛していて
なによりも大切だと感じているものです。

ただ自分が幼い頃に愛情や欲求を
満たされた経験が少なかったり、
親に甘えられなかったことから、

子どもの愛情・承認欲求を受けとめて
満たしてあげる方法が分からず、

自分が受けた態度やしつけを
子どもにもそのまま伝えてしまうことが
多いわけです。

こうした親の接し方によって
子どもが自分を大切な存在だと感じられず、
個人としての尊厳や自己価値感を
十分に育むことができないことがあります。

現在はこうした体験も、
広い意味での「トラウマ体験」に含まれると
考えられています。

トラウマがもたらす人生の可能性

ここまで見てきたように、
「トラウマ体験」
にはとても多くの種類があります。

その影響もさまざまですし、個人差もあります。

ただ、すべてのトラウマ体験には
一つのとても重要な共通項があります。

それは、人はトラウマ体験の中で、
またその体験が去った後で、

「生きるとはどういうことか」

「私はこの人生をどう生きたいのか」

という重大なテーマに
真剣に向き合い始めるということです。

それまで当たり前にあった生活が
自分でコントロールできない形で
脅かされることは、

それまで安定していると信じてきた
人生の土台が、足元から崩れていくような
怖れを生む体験でしょう。

また

「こんなはずではなかった。こんな自分はイヤだ!」

と嘆いて、自らを深く見つめることは、
新しい生き方を模索することに繋がります。

人はトラウマによって生じた心の闇に向き合い、
その暗さの中で、

自分にとって希望とは何なのか、
どんなふうに生きていきたいのかを探るという
勇気あるプロセスを歩むのです。

これは「トラウマ」と呼ぶほどの
大きな体験を経なければ
起きなかった変化かもしれません。

ですから、トラウマ体験をされた方の多くは
それがいかなる種類のものであっても、

一時期心と身体の強い痛みを抱えながら
自分という器を内側からグッと押し広げるような
視野の拡大や人間的成長を遂げていかれます。

もちろん、だからと言ってトラウマ体験を
歓迎できるわけではないのは当然です。

しかし何十年か後に人生をふり返ってみた時、

「あの体験があったからこそ今の自分がある」

と、自分に自負と誇りを感じながら
言えるようになる人がいることもまた
確かです。

誤解を恐れずに言うならば、
トラウマ体験とは、
人が大きく飛躍的な成長を
とげていくためのきっかけになる
可能性もあるのです。

今のあなたに必要なケアを

とはいえ、もし今あなたが
何らかのトラウマ体験の後遺症
(PTSD:心的外傷後ストレス障害)
で苦しまれているなら。

その苦しみをこれ以上
長く体験する必要はありません。

トラウマ体験を一つの重要な人生の転換点と
位置付けることができるのは、

その体験をした自分を最大限大切にし、
適切なケアを取り入れて心と身体を
しっかり癒したからでもあります。

さらに、ある程度の時間が経ってからは、
つらい経験ではあったけれども、
そこからどうサバイバルしてきたのか、
むしろそこから何を身につけ手に入れたのかを知り、
ご自身の頑張りを認めることが役に立ちます。

(今トラウマ体験の渦中にいる方は
こうした客観的な見方をする時期はもっと後です。
今もっとも必要な対処を求めてください)

心と身体のダメージからなるべく早く回復し、
少しでも穏やかさ、安心を感じるために
ぜひ必要なケアを受けてください。

当サロンでも

「トラウマケア・カウンセリング」

「TRE®(トラウマ解放エクササイズ)」

をご提供しています。

どうぞお気軽にお問合せください。

それでは今日はこの辺で。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。